ファミリーマートの対応事例(10月)
2019.11.01
女性の駆け込みに対する適切な対応
23時30分頃、若い男性が店内に入退店を繰り返すたび、自転車で来店されていた女性は、男性を避ける様な動きで店内移動を繰り返していた。店長が女性から「最寄り駅を下車してから付きまとわれていて、身の危険を感じている。」という話を伺う。店長は女性の避難場所として深夜閉鎖していたイートインを開放。女性より「このまま帰ることは危険なためタクシーを呼びたい。名前・住所が載っている自転車と一緒に帰りたい」と店長に相談。たまたま店長の知り合いの方が来店、事情を説明。自転車と女性を車で家まで送る事を快諾いただき、女性と店を出る。その様子を見ていた男性は自転車に乗って去っていった。後日、女性からお褒めのメールを本部にいただいた。(愛知県)
特殊詐欺の被害未然防止対応
ご高齢のお客様が電話をしながらPOSAカード29万円分の購入をお申し出られたため、不審に感じたマネージャーが「詐欺ではないですか。」と声かけをしたが、お客様は動揺されていて状況を説明できず、相手の指示に従い購入しようとされたため、マネージャーは筆談で詐欺の可能性が高いこと、警察に連絡することを伝え、警察へ通報。その後、偶然近隣にいたお客様の親族が騒ぎを聞いて来店、替わりに電話に出て話を終わらせ、詐欺被害を未然に防ぐことができた。(愛知県)
60代の男性がウェブマネー20万円分の購入をお申し出られたため、不審に感じた従業員が事情を伺うと「ウェブマネーを購入して番号を連絡するように言われた。」とのこと。従業員は詐欺の可能性が高いと判断し、警察へ通報。警察官が来店、話を聞くと詐欺であることが判明。購入を止めさせたため、被害を未然に防ぐことができた。(滋賀県)
60代の女性が電子マネー15万円分の購入をお申し出られたため、不審に感じた店長が「詐欺ではないですか。」と声かけをしたが、「大丈夫です。」と購入された。女性がお店を出てすぐに電話でカードの番号を伝えていたため、店長は電話をやめるように声かけし、警察へ通報。警察の捜査で詐欺であることが判明し、被害を未然に防ぐことができた。(京都府)
お客様が高額のPOSAカードの購入をお申し出られたため、不審に感じた従業員が事情を伺うと「自分が使用するため。」とのこと。従業員は一旦誰かに相談するよう勧めたが、「大丈夫です。」と購入しようとされたため、さらに詳細を伺うと、購入理由に不自然な点があったため、一報だけいれることを了解いただき、警察へ通報。警察官が来店、話を聞くと詐欺であることが判明。被害を未然に防ぐことができた。(京都府)
ご高齢のお客様がPOSAカード10万円分の購入方法を尋ねてこられたため、不審に感じた従業員が警察へ通報。警察の捜査で詐欺であることが判明し、被害を未然に防ぐことができた。(奈良県)
70代の男性が慌てた様子でPOSAカードについて尋ねてこられた。詳しくわからない従業員は店長に電話で相談。購入金額が5万円と高額なこともあり、店長は詐欺の可能性が高いと判断し、従業員へ対応を指示。従業員が「詐欺ではないですか。」と伝えたが、「ネットが故障したので大至急支払わないといけない。」と納得されないため、「番号を聞いてきたら絶対に詐欺ですので、絶対に番号は教えないでください。」と注意を促した上で、販売。翌日、男性がカードを返金したいと来店。事情を伺うと「番号を聞かれた。『番号は教えないでください。』の一言が頭に残っていたので、教えなかった。助かりました。」とのこと。お客様の詐欺被害を未然に防ぐことができた。(鳥取県)
40代の女性がPOSAカード40万円分の購入をお申し出られたため、不審に感じた店長が事情を伺うと「誤ってウェブサイトに登録してしまい、すぐに退会したが、退会料が必要と言われた。」とのこと。店長はすぐに退会したにも関わらず高額の退会料がかかることや、POSAカードでの支払いであることを不審に感じ、警察へ相談するよう勧めたが、「自分の失敗なので、家族に迷惑をかけたくない。支払います。」と納得されなかったため、警察へ通報。警察官が話しを聞き、詐欺であることが判明、被害を未然に防ぐことができた。(島根県)